某あんちっく作者氏がフォント関係を閉鎖する旨掲載しているが、某あんちっくの最終版を転載しようと考えている。現在はクリーンな状態であることを証明しながら配布できるのは私しかいないと考えたからである。骨を拾うつもりである。
また、別に築地アンチック体を覆刻しようと考えている。おそらく製作はJIS彫刻書体の仮名部分が完了してからであろう。
他人がいかなる目的で書体を設計しようとも勝手であるが、私がやる以上クリーンな公有書体とするつもりである。
某あんちっくについて書いてしまったのは「作者氏はああいっているがどう思うか」という質問に応えてしまったことが原因である。考えに誤りはないが、過去のことをあれこれいう価値がない(それどころか有害である)にも関わらず応えたことを反省している。
ただし反感を抱いた部分があるため返信は行っている。記事については削除した。
とりあえず、某あんちっくの記事について『某あんちっく』、『作者氏』と記述し直す(手直しも行った)。これは当所の目的を達したにもかかわらず、現在も放置し続けレッテル貼りの原因となるためである。この状態は公共に反する。ゆえに名前を消すが、将来のために記事自体は残す。
残念ながら、未だに作者氏の主張に同意しかねる(論拠は記事に書いたとおり)。また、関係者以外に係る書体に関して意見を求められても相当の合理性がないかぎり応えないと述べておく。
ストロークを作り直し。現在「ま」まで。上の図は途中経過。ストロークだと全く見えないので太らせて表示している。もう少し調整が必要か。
この方法にしたら、効率が良くなった(勿論手抜きはしていない)。しかもウェイトの変更や拡大縮小がきわめて楽になった(拗促音なんかすぐ終わった)。もっとも、仮名でこういう扱いが出来るのはこの書体がモダンスタイルの丸ゴシック体を意識しているからで、明朝体やオールドスタイルゴシック体では部品方式の採用を余儀なくされるだろう。
濁点付き文字を見れば判ると思うが、バウンディングボックス(JISでいう『基準わく』)の大きさが仮想ボディの大きさより大きい。これは以前問題になったが、当面はこのままで製作を行うつもりである。バウンディングボックスの大きさの確定は両がなが出来るまで行えない。アウトラインではウェイトとの絡みで確定しなければならないが、ストロークなのでどうにでもなる。
ビットマップフォントの形式はいろいろなものがあり、変換は特に苦労する所である。アウトラインフォントであれば今は事実上TrueTypeとPostScript系だけで、細かな方言や制約があるものの、Windows形式のTrueTypeやOpenTypeなどにしておけば、問題となることはまずない。
一方、ビットマップフォントの形式には、FONTX2やbdfといった一般的なものから、ポケコンやPDAの日本語化ソフト専用といった局所的な実装まで極めて多くのものが存在する。一般にそれら実装系で使用するためには種々の変換おこなわれる。まあ、JIS X 0208な日本語フォントで元形式がFONTX2やbdf形式であれば問題は少ないわけだが。
さて、ここでIZMG16やM+をPDAに実装してみることを考える。PDAの実装系としては、
EPOCやPalmの実装を調べてみると、EPOCならuniFEPやKEdit、PalmならJ-OSやCJKOSとか一つの機種に複数の実装系がある。はっきり言って、こいつらすべてに移植するのは動作確認できないので無理だ。
私が持っているPDAはPI/MI-Zaurusだけ。MI-Zaurusについて調べると、フォントの差し替え表示はアプリケーション単位での対応になるようだ。具体的にはTTVテキストビューア(ブンコビューア)とZauZillaがシステムフォント以外での表示に対応している。このうち、TTVの形式はよくわからない。一方、ZauZillaではPalm J-OS形式を使うようだ。
そこで、J-OS ラージフォント・コンバータを使って変換する。具体的な方法については百鬼丸さんのまとめに詳しい。
相変わらず、編集方法には悩んでいる。……面倒になったのでFontForgeでストロークだけを書いて出力時に太らせる形にする。一から作り直し。